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【苦は楽の種】
今回は2022年全日本卓球選手権男子シングルス決勝の【戸上隼輔】選手に
スポットをあてて試合分析をご紹介いたします。
分析した試合は「2022年全日本卓球選手権大会決勝」の松平健太選手との試合です。
戸上選手は2001年8月24日生まれであり、21歳の若さで日本の頂点に立ちました。
またジュノンボーイ優勝と言われても納得してしまう程、
容姿端麗な姿でこれからの日本の卓球界を背負っていってくれる存在です。
そんな戸上選手は松生卓球道場出身で、
こちらの道場の卓球心得11条のひとつ「人を立て、自分を磨くこと」を
胸に刻んで邁進しています。
卓球も容姿も内面もすべてがかっこ良くて、大好きな選手の一人です。
戦型は卓球界において最もポピュラーであり、
尚且つ今年の全日本選手権で優勝した戸上選手の試合を分析することで
「現在の日本卓球を知る」ことができるのではないでしょうか。
戸上選手みたいになりたいと思って練習している小学生・中学生・高校生は
必ずこちらの分析結果を見てください。
そして、自分と照らし合わせながら練習に取り組むことで
戸上選手にも全日本のタイトルにも絶対に近づく一歩となります。
反対に戸上選手と同じ戦型が多い現在において
戸上選手の試合分析をみることで、同じ戦型を攻略するヒントが見つかります。
右利き・シェークハンド・両面裏ソフトの戦型を攻略できれば
日本の卓球、いや世界の卓球を制すといっても過言ではないでしょう。
それでは分析結果をみていきましょう。
得点パターン
この試合で戸上選手の総得点は【62点】です。
62点の内訳をグラフで見ていただきます。
まずは得点パターンです。
※ラリーはサーブ5球目以上、レシーブ6球目以上
※今回は映像が途切れており、見れていない点数がございます。
見れていないところは、映像なしと表記しております。
申し訳ございませんが、ご了承ください。
「レシーブ」「ラリー」「サーブ3球目」で得点の53%を
占めております。
レシーブでの得点が多いのはチキータの技術の向上によるものが
大きく関係していると思います。
「レシーブ」「レシーブ4球目」「レシーブ6球目」での得点率が42%に対し、
「サーブ」「サーブ3球目」「サーブ5球目」の得点が31%となっており
戸上選手はレシーブからの展開が得意だということが分かります。
戸上選手がサーブからの得点率が高くなると、より一層手に負えなくなってくると思います。
失点パターン
この試合で戸上選手の総失点は【51点】です。
そして失点パターンのグラフです。
※ラリーはサーブ5球目以上、レシーブ6球目以上の展開です。
※今回は映像が途切れており、見れていない点数がございます。
見れていないところは、映像なしと表記しております。
申し訳ございませんが、ご了承ください。
こちらの失点パターンをみることみより
やはり戸上選手はサーブからの展開で失点しているケースが
多いようです。
ラリーでの得点率と失点率が高いのも
ラリーへ展開するまでの技術力が、非常に高いことの証明になるのではないでしょうか。
得点・失点のパターンを踏まえて
今回の試合を分析したことで、
改めて現代の卓球ではサーブ側が必ずしも有利ではないということです。
一昔前までは、サーブ側が断然有利な時代がありましたが
サーブは隠してはいけないルールができたり、チキータの確立により
レシーブ側が有利だという時代になってきております。
レシーブから攻めていける時代に入り、レシーブでの得点力は現代の卓球界では必須です。
反対に相手のレシーブを封じることができるサーブ力、もしくはサーブ3球目・5球目の
得点力があれば、非常に有利に戦っていけると思います。
皆様もグラフを見て感じることがあると思います。
コメント欄やツイッターで教えてください。
僕もあなたの意見をお聞きして、自分を磨いていきますので!
ご訪問ありがとうございました。
次回、戸上選手の試合分析後編をお届けいたします。
乞うご期待ください。
ぎりゅう
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